マシュー個展「終の儀式」
会期 : 2024/12/18(水)~12/23(月) 10:00〜18:00
場所 : River Coffee & Gallery
東京都文京区西片2-21-6 紅谷ビル1F
東大本郷キャンパスからすぐ
アクセス:
東京メトロ南北線「東大前駅」より徒歩2分
東京メトロ千代田線「根津駅」より徒歩10分
都営三田線「白山駅」「春日駅」より徒歩12分
展示概要
- 展示してある絵は買うこともできるし、破くこともできます
(キャンバスなどに描いてあるのは除きます。道具を使うのは危険なので素手で壊せるものだけです) - 絵を破くのは無料です(1人1枚まで)
- 買うこともできます(枚数制限なし)
- 破ることができる絵が展示後残った場合、すべてマシューが破くか燃やすかします。壊すのを躊躇しても結局最後には全部なくなります
- 在廊中は金魚掬いのポイに絵を描いて渡して破ってもらう、木枠に貼った絵を殴って破いてもらうなどをおこなう予定です
注意事項
- 写真OK、SNSへのアップOKです。
その際は #終の儀式 をつけていただけるとうれしいです - 絵を破くときに動画を取ってアップロードしてもらえるとうれしいです
- 危険ですので道具等を使って絵を破かないでください。素手で破いてください
- 絵を破いた際に手を切ったなどの怪我には責任を取れません
所有と破壊について(読み飛ばしていいです)
本当に「持っている」ってなんだろう。物理の絵は正直、邪魔なものだ。模様替えや引っ越し、ライフスタイルライフステージの変化その他もろもろで大変になってしまいそうだなといつも思う。
転売についての問題を見る。むずかしいはなしなのでここでは深く言わない。
けど手にしたからといって「自分が最後の所有者とは限らない」ということだけは言える。
自分が手放すことを望んでも望まなくても、自分の手を離れ、誰かの手にわたっていくことになる可能性が大きい。もしくは不意な喪失かもしれない。
自分が本当に所有していると確信できることとはなんだろう。
自分が本当に最後になれることってなんだろう。
それは破壊なのかもしれない。
壊したものは誰かに渡らない。壊したものを誰かに渡してもそれは「壊れた後」のものだから。手に取った瞬間の、壊れる前のものは誰にも渡らない。
壊れる前のものは壊した人のものになる。究極の所有だ。
壊れる前のものがたとえ残らなくても、自分で壊したという事実を持てる。
あなたはその時にそれの最後を看取り、最後の所有者になる。
そんなかんじです。
この展示ではあなたは飾られた絵を破ることができます。
絵の最後をあなたが所有してください。
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